お客様ホームページって、どれくらいが相場なんですか?
先日、お客様から聞かれた質問です。
ホームページ制作の相場は、個人に頼むと10万〜50万円、制作会社なら30万〜100万円ほどが目安です。ただ、同じ「ホームページ」でも、作り方や頼む内容によって金額は大きく変わります。さらに、公開した後も毎月かかるお金があります。
この記事では、福井で小さなお店のホームページづくりをお手伝いしている立場から、制作費の相場と、費用が変わる理由、作った後にかかるお金までをまとめました。「なぜその金額になるのか」が分かると、見積もりを受け取ったときに、自分で判断できるようになります。
- ホームページ制作の相場(頼み先・作り方ごとの目安)
- 同じホームページでも、費用が変わる4つの理由
- 作った後に、毎月かかるお金
- 依頼するときの注意点と、費用を抑える方法
ホームページ制作の相場|頼み先と作り方で変わる目安
ホームページの制作費は、誰に頼むかとどう作るかで大きく変わります。まずは、おおよその目安をご紹介します。
| 頼み先 | 制作費の目安 |
|---|---|
| 自分で作る | 0〜5万円+毎月数千円 |
| 個人・フリーランス | 10万〜50万円 |
| 中小の制作会社 | 30万〜100万円 |
| 大手・中堅の制作会社 | 100万〜300万円以上 |
出典:アットソーホー「ホームページ制作を外注する費用相場」(2026年8月更新)
※ どれも目安です。ページ数や作り込み具合によって変わります。
自分で作る場合の費用(無料ツール・WordPress)
Wix や Jimdo などのツールを使えば、無料、または毎月数千円でホームページを作れます。WordPress を使う場合も、サーバーとドメインの費用(毎月1,000〜3,000円ほど)があれば始められます。
お金はほとんどかかりませんが、そのぶん時間がかかります。文章を考え、写真を選び、見やすく並べるのは、思っている以上に手間のかかる作業です。お店の仕事をしながら進めると、何か月もかかってしまうこともあります。
個人・フリーランスに頼む場合の相場
個人やフリーランスに頼む場合は、10万〜50万円ほどが目安です。4〜5ページの小さなホームページなら15万〜30万円ほどとされています。
制作会社より費用を抑えやすいのは、事務所や人件費などの固定費が少ないためです。また、作る人と直接やりとりできるので、話が早く進みやすいのも良いところです。
制作会社に頼む場合の相場
制作会社に頼む場合は、中小の会社で30万〜100万円、大手・中堅の会社では100万円以上になることもあります。
担当者が分かれていて、デザイン・文章・システムなどをチームで進められるのが強みです。ページ数が多いホームページや、予約やネットショップなどの機能が必要な場合に向いています。
テンプレートとオリジナルデザインの費用の違い
作り方でも費用は変わります。
- テンプレート:あらかじめ用意されたデザインをもとに、色やロゴ、文章を差し替えて作ります。費用を抑えやすく、早くできあがります
- オリジナルデザイン:お店に合わせて、デザインや構成を一から作ります。費用は上がりますが、お店らしさを細かく表現できます
目安としては、テンプレートを使ったものは30万円以下、オリジナルデザインは30万〜100万円ほどとされています。
ホームページ制作の費用が変わる4つの理由
同じ「ホームページを作りたい」というご相談でも、見積もりの金額はお店によって変わります。その理由は、大きく4つあります。


ページ数より「どこまで作り込むか」
費用はページ数で決まると思われがちですが、実際にはどこまで作り込むかのほうが大きく影響します。
テンプレートで整えるのか、お店に合わせて一から作るのか。写真の見せ方や動きにこだわるのか。同じ5ページでも、作り込み方によって費用は何倍も変わります。
写真・文章を自分で用意するか
ホームページに載せる写真や文章を、お店で用意するか、制作する側に頼むかでも費用は変わります。
撮影や文章づくりを頼むと、そのぶん費用はかかります。ただ、写真や文章はホームページの印象を大きく左右する部分です。費用を抑えたい所と、お金をかけたい所を分けて考えるのがおすすめです。
公開後、自分でどこまで更新したいか
営業時間やお知らせ、商品の情報などを、公開後に自分で書き換えたいかどうかでも、作り方と費用が変わります。
たとえば、ブログを書いて発信したいなら、ブログの機能が必要です。一方で、製造小売のお店からは「製造が忙しくて、記事を書く時間がない」というお話もよく聞きます。更新する時間がないなら、ブログの機能を付けずに、そのぶん費用を抑えるという考え方もあります。
「やりたいこと」だけでなく、「実際に続けられること」に合わせて作るのが大切です。
「何のために作るか」が決まっているか
費用にいちばん大きく影響するのが、これです。目的が決まらないまま作り始めると、やり直しで費用がふくらみやすくなります。
目的が決まっていると、必要なページや機能が絞られ、むだな費用がかかりません。反対に、目的がはっきりしないまま進めると、途中で「やっぱりこうしたい」が増えていきます。
インスタグラムなどのSNSがなかった頃は、お店や会社がホームページを持つのは当たり前で、特に目的を考えずに作ることも多かったと聞きます。スマホがなかった時代に作られたまま、今もスマホで見にくいホームページを見かけることも少なくありません。



まずは「ホームページに何をしてほしいか」から考えてみましょう!
今は、SNSやLINE、ネットショップなど、お客様とつながる方法がたくさんあります。だからこそ、たとえば次のように、ホームページに何をしてほしいのかを先に決めておきましょう。
- 初めてのお客様に、お店のことを知ってもらいたい
- LINEに登録してもらいたい
- ネットショップで買ってもらいたい
目的が1つ決まるだけで、作るものも、かける費用も見えてきます。
ホームページの月額料金|作った後にかかる費用の内訳
ホームページは、作ったら終わりではありません。公開した後も、毎月(または毎年)かかるお金があります。


| 項目 | 目安 |
|---|---|
| サーバー代 | 毎月1,000〜3,000円 |
| ドメイン代 | 毎年1,000〜5,000円 |
| 保守・運用費(頼む場合) | 毎月5,000円〜5万円 |
サーバー・ドメインの費用
サーバーはホームページを置いておく場所、ドメインは「〇〇.com」のようなホームページの住所です。どちらも、ホームページを公開している間はずっとかかる費用です。
自分で契約するか、制作する側にまとめて頼むかで、支払い方が変わります。自分で契約しておくと、あとで頼み先を変えるときにも困りにくくなります。
ホームページの更新料金(頼む場合・自分でやる場合)
文章や写真の差し替えを頼む場合は、1回ごとに払う形と、毎月決まった金額を払う形があります。
自分で更新できるように作っておけば、この費用はかかりません。その代わり、操作を覚える時間は必要です。作るときに「どこを自分で更新したいか」を伝えておくと、更新しやすい形で作ってもらえます。
保守料金の相場と、比べるときのポイント
保守とは、ホームページが壊れたり、古くなって危なくなったりしないように、見守り・手入れをすることです。月額の目安は数千円〜5万円ほどと、幅があります。
金額に幅があるのは、何をしてくれるのかが会社ごとに違うからです。
- 不具合が起きたときに直してくれるか
- システムの更新(アップデート)をしてくれるか
- 文章や写真の差し替えは、月に何回まで含まれるか
月額の金額だけで比べず、中身を確かめるようにしましょう。
ホームページ制作を依頼するときの注意点
「初期費用0円」のリース契約に気をつける
「初期費用0円」の契約を結ぶ前には、期間・途中でやめるときの条件・作った後の対応の3つを必ず確かめてください。
契約の前に確かめる3つ
- 契約期間(何年・何か月の契約か)
- 途中でやめるときの条件(やめられるか、違約金はあるか)
- 作った後の対応(何を、どこまでしてもらえるか)
「初期費用0円で、毎月〇円でホームページが持てます」という営業を受けることがあります。最初の負担は少なく見えますが、途中でやめられない長い契約や、毎月払い続けた合計がふつうに作るより高くなる契約もあるためです。
実際に、こんな声を聞いたこともあります。



1年契約で、途中でやめられなかったんです…
月々の金額だけで決めず、上の3つを確かめてから契約するようにしましょう。
見積もりで確かめること
見積もりを受け取ったら、金額の合計だけでなく、次の点も見てみてください。
- 何ページ分の費用か、ページを増やすといくらかかるか
- 写真や文章は、誰が用意する前提か
- サーバー・ドメインは、誰の名前で契約するか
- 公開した後の更新や相談は、どこまで含まれるか
- 完成までに、どれくらいかかるか
分からない所は、遠慮なく聞いて大丈夫です。ていねいに答えてくれるかどうかも、頼み先を選ぶ判断材料になります。
ホームページ制作の費用を抑える方法
補助金を使う
ホームページの制作には、国や県、市町村の補助金が使える場合があります。
ただし、補助金は時期や地域によって内容が変わり、申し込めば必ずもらえるものではありません。申請の書類を準備する時間も必要です。使えそうな補助金があるか、早めに調べておくのがおすすめです。
最初は小さく作って育てる
最初から全部をそろえようとすると、費用はどうしても大きくなります。まずは必要なページだけで小さく始めて、お店の状況に合わせて少しずつ育てていく方法もあります。
私の家業である「かせや味噌」も、一度に全部を作ったわけではありません。まずホームページでお店のこだわりを伝え、次にネットショップを作ってお店に来られない方にも買っていただけるようにし、さらにLINEでレシピやお知らせを届けるようにしました。



うちのかせや味噌も、最初はホームページだけでした!
一度に大きな費用をかけるより、必要になったものから順番に足していくほうが、むだが少なくなります。
ホームページ制作の費用でよくある質問
個人に頼むと安くなりますか?
制作会社より費用を抑えやすい傾向があります。ただ、個人によって得意なことや、公開した後の対応はさまざまです。金額だけでなく、どこまでやってもらえるかを確かめて選びましょう。
無料で自分で作るのと、何が違いますか?
自分で作ると費用は抑えられますが、時間と手間がかかります。頼む場合は、お店の強みの伝え方や、見る人が迷わない並べ方まで一緒に考えてもらえるのが大きな違いです。
インスタがあれば、ホームページはいらないですか?
お店によっては、インスタグラムだけで十分なこともあります。ただ、インスタは新しい投稿ほど目に入りやすく、お店の基本の情報やこだわりは流れていきがちです。何をインスタに任せ、何をホームページに置くかを分けて考えるのがおすすめです。
補助金は使えますか?
使える場合があります。ただ、時期や地域、お店の状況によって変わるため、早めに確かめておきましょう。
完成まで、どれくらいかかりますか?
小さなホームページでも、1〜3か月ほどかかることが多いです。写真や文章がそろう時期や、確認・修正の回数によって前後します。
作った後、自分で更新できますか?
作り方によります。作る前に「どこを自分で更新したいか」を伝えておくと、それに合わせて作ってもらえます。
ホームページの制作費は、何の勘定科目になりますか?
作ったホームページの内容などによって扱いが変わります。くわしくは、税理士さんや会計ソフトの案内で確かめてください。
まとめ|まず「何のために作るか」を整理する
ホームページ制作の相場は、頼み先や作り方によって、数万円から数百万円まで大きく変わります。
ただ、金額よりも大切なのは、自分のお店に何が必要かが分かっていることです。
- 何のためにホームページを作るのか
- 公開した後、自分でどこまで更新したいか
- 作った後に、毎月いくらまでなら払い続けられるか
この3つが決まっていると、見積もりを見たときに「この費用は必要か」を自分で判断できるようになります。
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